冬は外仕事が少なく、暖かなお部屋でお庭の計画を練るにはちょうどいい時期です。
花や葉が少なく、余計な色彩やボリュームがないので惑わされにくい。思い切った変更も考えやすいと思います。構造物もよく見えていて、実は塀が傾いていた?! 外壁が随分汚れてる?! なんて夏にワッサワサ茂っていた時には見えなかった事実に気づきやすい時期でもあります。
エクステリアや造園工事をお考えの場合、1月〜2月の間に計画すると、春には出来上がっています。極寒の時期を避けて、植物の根が動く前に植えれば、彼らの生長もスムーズです。ついでに既存の庭木の剪定や寒肥をやるなどすると、風通しがよくなり更に木も元気になるので夏に虫が付きにくくなります。冬に計画するといいこと色々あるのですよ〜。
さて今日は、私が庭やエクステリアを考えるとき、気をつけていることとコツを一つを紹介します。お庭の計画の参考になればと思います。
それは「ひとつの眺めに対して必ず一つポイントを用意する」ということ。フォーカルポイントといいます。誰もが自然にそこに目が言ってしまうよう作るポイントのことです。フォーカルポイントがあると、空間が引き締まって見えますし、見るべきところが定まっていると落ち着きを感じるものです。
庭の場合は、植物や構造物、小物など場に合うもので作ります。更に季節ごとに変わるようにしたり、色を効果的に使ったり、そのポイントが映えるように周りを工夫したり、普段は様々なテクニックを駆使してデザインしていますが、簡単なことをひとつ。
フォーカルポイントはできれば左に置きましょう。
これは人の脳と関係があります。左脳と右脳の役割の違いは皆様聞いたことがあると思います。左脳は文字や言葉を認識し、右脳は五感の他、ビジュアルやイメージなどの視覚を認識すると言われています。脳と神経は交差していることから、右脳を司る左目はよりイメージを捉えやすいのです。ですから、パッと印象的に目に飛び込んできやすい左側にポイントを置く方が、より効果的という訳です。
ディスプレイガーデンの坪庭。FIX窓越しに見せてピクチャーウィンドウに。手前のよく見える部分は、左側に石を多めに配し照明をポイントにしています。
同じくピクチャーウィンドウ。足立美術館にて撮影したものです。左の立派な幹が印象的です。明るい緑が一層映えて奥行きも感じられます。対比の妙ですね。計算されています。
置き場所を変えるだけなら簡単ですから、試しにちょっとやってみてください。
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