2016年01月23日

揃えたい

集めるという意味ではありません。整理整頓するとき、見える場所は特にですが、ラインを揃える、向きを揃える、間隔を揃える、などの揃えるです。


仕事で木や花を植えるとき、その顔(一番よい面)がちゃんと向くべき方に向いていないと空間として認められないので、面に執着する傾向ではありましたが、それが生活にまで及ぶようになったのはいつ頃からでしょうか?とにかく揃えたい性分になってしまいました。


頭の中が混乱している時、揃っているのを見ると気持ちがリセットされる感じです。例えば事務所にいるとき。今はとにかく捗らない作業中でして、ついイライラしてしまいます。そんな時でも、整然と並んでいる書棚を見ると、不思議と落ち着いてくるようです。書棚やカウンターの上は、放っておくと乱雑になりがちなので、こまめに面を揃えるようにしています。


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事務所の書棚。普段特によく見るものを置いています。本の背表紙の前面(まえづら)を全て揃えるように気をつけてます。


書棚の整理法は図書館が手本です。色々な大きさの本や雑誌、カタログなど並んでいますが、全ての前づらを合わせるとすごく整然として見えます。この書棚は、一部飾り棚のように小物やフレームなども置いていますので、本がガタガタだと本当に乱雑に見えてしまうのね。だから揃っていると気持いい。にやけてしまう。


気がつけば冷蔵庫の中も、ラベルのあるものは全て正面になるように揃えて置くようになってました。何となくですがその方が気持ちいい。ちょっと神経質でしょうか?

こんな性分になってしまうと無造作には置けなくなります。そっと置かないといけません。それが自分自身進歩したじゃんと思うところでして。少しは所作が柔らかくもなったかなと。(この年で自慢げに言う話でもないのですが。お恥ずかしい限りです)


変わったきっかけ。ちょっと話が飛ぶようですが、あるバーテンダーさんの話です

狭いカウンターの中なのに、機敏かつ優雅な動きに目が釘付けになりました。とても洗練されて見えたのです。お酒をいただきながらもずっと観察していましたら、何かを置く瞬間がとにかく綺麗です。そっとまっすぐ置かれていました。繊細なグラスや液体を扱うお仕事だから、そうでなければ務まらないのでしょうが、それにしても美しい。しゃがんでも立つときは姿勢正しくまっすぐ上に、雑な音など一切立てずに動かれていてね。すごいなーと思いました。

ボトルはいつもラベルを真正面に置かないと、たくさん並んでいる中で迷ってしまうらしく、揃える癖がついたのだそうで、見事にキッチリ並んでいました。効率よく置くには一発で決めなければなりませんから、やはり自然とそっと置くのが癖になったのでしょう。それが変に神経質に見えなくて、ゆとりある所作に見えました。

この方の印象が強烈に残っているせいか?少しづつですが私も真似するようになりました。あの憧れのバーテンダーさん、お顔はもう思い出せないのですが、所作だけはずっと忘れられません。

そういえば、愛読書「武士道(新渡戸稲造著)」の中にも「優雅な作法をたえず実践することは余分な力を蓄えるに違いない。」とあります。以前はピンと来ていなかったのですが、今はちょっとわかるような気がしています。

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posted by マブリツ at 17:47 | 滋賀 ☁ | Comment(0) | マイライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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