2014年04月25日

雑草が強いワケ


ガーデニングシーズン到来。私の住むところでは、早くも田に水が入り、ゴールデンウィークには田植えも始まろうかというころです。これからは霜の心配もなく、軽く汗ばむ程の陽気の中、種を蒔いたり、花苗や木をを植えたり、楽しく作業ができますね。


冬の間お休みしていた水遣りも、また再開です。特に春は天候にムラが多く、晴れると意外に乾燥します。折角植えた苗や木も、水遣りの感覚を切り替えられないでいると、枯らしてしまう恐れがあります。特に、植え付けてまだ一年と経っていない木などは、根を張らなきゃいけないわ、枝先まで芽を出さなきゃいけないわで、やることがいっぱいですので、とにかく水を欲しがっています。十分気を付けてあげてくださいね。


そんなこんなで、庭中ホースを引きずり回して、一生懸命水遣りしている時、ふとみると、全く水もかけていないし、植えた覚えもないような植物が、ミョーに青々と元気にしています。小さな花もいっぱい咲いています。そう、いわゆる雑草ってやつです。なんでこんなに強いんだと感心してしまいます。


道端や田んぼの畦などでよく見かける彼(彼女?)らは確かに強い。庭の植物は水をやらないと枯れちゃうのに、なんで枯れないの?庭の植物はなかなか増えてくれないのに、雑草は抜いても抜いてもなくならない!これほど皮肉なことが他にあろうか!そう思うのはきっと私だけじゃないはず。


CIMG2985.JPG
なんにもしていないのに、綺麗な雑草たち。私達、雑な草なんかじゃありませんって言っているみたい。


その訳は、根にあります。庭植えの植物は、よく水をもらえるので甘やかされている状態。根を必要以上に伸ばさないことが多い。エネルギーは根を張るより、茎や葉を伸ばす方に使ったほうがいい。根を伸ばすとしても、地表面近くに伸ばすことが多いのです。だから乾燥したとき弱い。そのバランスの悪さをさらけ出してしまう。頭でっかちな身体を支えきれなくなるのです。一方、過酷な環境でそだった雑草たちは、根を張るのにエネルギーを使い、とにかく根を広く深く張ろうとします。だから、乾いた土の中からでも水を吸うことができるのです。

まぁ、このくらいはちょっと考えると出てきそうですよね。でも話は、まだ続きます。


雑草と一般的な植物や作物、実はその光合成のシステムに決定的な違いがあるという。一般的な植物がノーマルエンジンだとすると、雑草はターボエンジン、更に極乾燥地でも育つような植物はツインカムエンジンのような仕様なのです。書くと長くなるので端折りますが、要は、取り込んだ水分の蒸発をいかに少なくしながら光合成を行うか、というところに違いがあり、ノーマル<ターボ<ツインカムの順で水分の蒸発は少ない。取り込んだ水分を、少しでも多く留めておけるシステムを持っているもの達が乾燥に強いということで、故に雑草は強いというワケ。

じゃあ、そんなターボやツインカムといった高性能の光合成システムをもった植物ばかりが繁殖しているかというと、そうではありません。そこは私達の車社会同じ。毎日高速を走ったり、レースなんかしないですよね。通勤したり、ちょっとスーパーに行く位なら、ノーマルエンジンで十分なのです。熱帯地方や乾燥地方では繁殖できても、温帯地域では必ずしも優位ではないということで、生存競争があるんです。うまくできていますね。


地球上にいっぱいある材料で、音一つ立てずに行われている光合成というシステム、ただでさえ、すごいと思っていたのに、こんな種類があったなんて!


へぇー!!!

 

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posted by マブリツ at 21:09 | 滋賀 ☀ | Comment(0) | ガーデニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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