2012年02月25日

植物の厄除け-陰陽編

人は全ての樹木に、陰木と陽木の区別つけました。
そして、陽木には魔除け効果があり、陰木は庭木にふさわしくない、と言います。


陰陽の区別は難しい。
わかりやすい例をいうと、樹木にしても草花にしても、

「下向きに花や実が垂れ下がるもの」

これは陰木とされる場合が多い。藤や瓢箪、鈴蘭、葡萄などは陰になります。
ただし、柳だけは陰木であっても魔除けとなるらしい。
柳の木の下には幽霊がつきものだけど、昔は精霊が宿るとされていました。
また、風になびく枝垂れる枝が魔を祓う効果があるとも言われています。



成下がるという意味においては、実のなる木もあまりよくないそうで、
柑橘類は例外ですが、枇杷や柿も庭木としては不吉な木だという俗信があります。


これにはちゃんとした理由があって

話は、まだ寿命が短く三世代同居が当たり前だった頃にさかのぼります。
「桃栗三年柿八年」と言いますが、柿や枇杷は若木を植えて実をつけるまで10年近く
時にはそれ以上かかるとか。実のなる頃には、必ずひとりやふたり病人や死人がでるのです。
これが転じて、死人が出ると実がなる木と認識されてしまったらしい。


柿や枇杷にとっては、濡れ衣もいいとこなのですが、民俗というのは
そういった経験の積み重ねが、口伝えで伝わるものではないでしょうか。
実際、藤は神社にはふさわしいけれど、一般家庭の庭には樹勢が強すぎて不向きな木ですし。

だから、あながち迷信と切り捨てるわけにもいかないような。


厄除けなんて俗信。
植物が魔と戦ってテンカウントを勝ち取っている姿を見たことなんか普通ありません。
全ては、植物の名前(名前も人がつけたものですが)や姿から、人が独自の解釈をしたに
過ぎないと思います。


それでも、いろいろやってみて、やっぱりよかったとかだめだったとか
経験の積み重ねが伝わって、時には効果があったような気にもなるものだから、
残っているのかもしれませんね。


うーん、植物の厄除けって奥が深い。


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posted by マブリツ at 22:52 | 滋賀 🌁 | Comment(0) | ガーデニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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