2016年02月01日

冬木立

今の時期、すっかり葉を落とした木々のことを「冬木立」と呼びます。ひと枝ひと枝が天に向かって伸びる様やその複雑な造形の美しさに心打たれます。


庭にあっては、どうしてもその大きさが制限されがちなので、野にあるような伸びやかさに憧れを抱いてしまいます。私達が手入れをする際に気をつけることの一つは、できるだけ自然に柔らかな感じに仕上げることです。

同じ大きさにするにしても、鋏を入れる場所によってシルエットが全く変わります。私などは頭で分かっていても、実際にやると思い切って切れないのです。こればっかりは実地や数をこなしてこそ身につく技術だなとつくづく感じます。木の価値、庭の価値が全然違ってきますから、職人さんによる手入れはやはり値段だけのことはありますよ。


先日車で走っていたら、吸い込まれそうな冬木立の景色に出会い、思わず車を留めて見入ってしまいました。ガラス越しに撮ったのでイマイチですが(↓)。降りて撮れば良かったなぁ。寒かったから不精してしまいました。


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冬木立の向こうに三日月が現れ、冴え冴えとした冬の夕暮れ。


冬木立は冬の季語です。この風景(上の画像)を見たときの心境にぴったりな俳句を見つけました。


冬こだち 月に隣を わすれたり (蕪村)

周りを忘れるほどの美しい光景、思わず見入ってしまったときって、息をするのも忘れてる。自分の体すら感じず、感覚と景色だけが存在しているかのような瞬間がありますね。冬木立と月を見て、私もこのような気持ちになりました。


今日から二月。もうすぐ立春です。寒いには寒いけれど一月とは違った空気感。背中丸めてないで!顔を上げて存分に感じましょうぞ


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タグ:時事関連
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posted by マブリツ at 10:14 | 滋賀 ☀ | Comment(0) | ガーデニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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