ふたつのニュースの間で「うーん(。-_-。) 」と唸ってしまいました。
ひとつは、ハワイ島キラウェア火山の溶岩が麓の街に迫っているというニュース。避難が進んでいるようです。なんとか止まってくれないものかしら! 現地の方のお話によると、住民の方々は落ち着いていて、全く動揺は見られないとのこと。真っ赤な溶岩が家々のすぐ近くまで来ていて、自分の家が飲み込まれるかもしれない状況なのに、なぜそんなに落ち着いていられるの?
「この土地は元々火山の女神ペレのもの。ペレにお借りして一時的に住まわせてもらっているので、溶岩で住めなくなったらペレにお返しするまで。」と、わざわざ家の中を整えて出て行かれる方もいるという。女神ペレのすることに文句は言えない、畏敬の念を持って火山を崇めておられる方が多いようです。
日頃からこのような信仰心と覚悟を持って暮らしておられるから、非常事態でも冷静にいられるのですね。ここまで思えることがすごい。同じように自然災害が多い日本、神話の国でもありますが、私達はこんな心境になれるのでしょうか? 信仰心を持って生きるということはこんなにも強くなれるものなのかと、考えさせられました。
内容に関係ない画像ですが。ディスプレイガーデンの秋色アジサイが、今まさに秋色なので見て見て!
もうひとつのニュースは、植物関係。水や養分を運ぶ葉の葉脈にある体内時計が花の開花時期に影響していることを、京大グループが発見したとのこと。おぉ、そんなところで開花時期を決めていたのかと目がクギ付けになってしまいました。(関心のない人には全く目に止まらないニュースかも)そこで、人間は必ず考える。「薬剤などで、葉脈の時計を制御すれば、花が咲いたり実がなったりする時期を操作できるのではないか」それは、ビジネスになるから? それとも食糧危機対策のひとつとして? 花でも野菜でも旬がある方がいいと思うけれど。
遺伝子操作もIPS細胞も人間にとってメリットがある有難い技術で、それを非難する気持ちは全くありませんが、神の領域であるというどこか倫理的に漠然とした疑問が私にはあります。でももし自分がその技術で命を長らえることができたら? やっぱりその技術にすがるのかな? そこまでして生かして頂いてどうしましょう。あぁ、でもそれが家族なら、何としてでも生きていて欲しいと思いますね。
朝晩の冷え込みのお陰で紅葉しています。6月からずっと楽しんできたアジサイ、青〜緑〜赤と変化。今年は青が残らず赤が鮮やかに出てます。年によって色々です。
このふたつのニュース、神話の世界と科学の世界、どちらも今日聞いたもの。色々な考え方があって、それぞれ信ずるところがあります。
・・・私はできるだけ自然のままがいいなー。神話派寄りかなぁ。どうにもならないこと、説明できないことって現実にあるし。
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