2011年08月21日

苔のススメ

苔に1票投じます!

初めて自分の庭を持って最初にしたことは、蔓バラ「ニュードーン」をゲートに絡ませたことと、ラベンダーでアプローチを飾ったこと、そして芝生の種を巻いたこと。当時爆発的人気のイングリッシュガーデンの影響をもろに受けていました。そして、あのイギリスのコテージを取り囲む青々とした芝生は、そのときの私の技量と根気の程度からすると、全くもって実現不可能な代物であったのです。育てて初めてわかる、芝生のたいへんさ。


それに比べて、同じ緑のカーペット系でも、苔は育てやすいですよ。
苔は半日蔭状態で、湿気がいつもないと育たないと思いこんでおられる方、案外多いのでは?日当たりのいいところ、案外好きですよ。水やりの回数も芝生に比べると少なめだし、水をやった時、縮んでいた葉がふわっと膨らんでくる様子をみていると、愛おしくなってきます。それに、刈り込みは、春に桜が散ったころに一度だけ。雑草も簡単に抜けますし、意外とどんな草花にも合います。値段が高いことが、芝生に比べて唯一残念なところではありますが、しっとりと落ち着きある風情は、他にありません。


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ここ日本で、住宅の小さな庭に緑のカーペットを作るなら、苔を見直してほしいと思います。
苔の築山をいくつか重ねて、草花を控えめに散らす程度の坪庭なんか、今のモダン住宅にぴったりじゃないですか?

最後に、ひとつポイントを。どんな植物にもいえますが、苔は夜露があたるようにしたほうが、断然きれいです。先程の画像でも、木の根元の苔は夜露が当たらないため、育ちがもひとつ。


今日のような雨の日、部屋の中から青々とした苔庭を見ていると、ふと森の中にいるような豊かな気持ちになります。
今年の夏も終わろうとしていますね。

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posted by マブリツ at 15:58 | 滋賀 ☔ | Comment(0) | ガーデニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月12日

陰の記憶

うちの家はほの暗い。できるだけ陰を作るように心がけたつもりです。

今まで住んだ家が、すべて南向きで明るすぎたため、夏の暑さと日焼けにいい加減ウンザリしていたことと、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」に感化されたこと、たまたま建設予定地が北向きだったこと、などなどが重なって、陰にこだわってしまいました。スパーッとした明るさの部屋に長いこといるとなんだか疲れてしまう・・・。そういう年頃なのかもしれません。人は木陰にいて明るい庭を眺めているという感覚で作ったので、この夏もまぁまぁ快適です。


私の陰の記憶の最初は、実家の納屋や玄関などの土間空間だと思います。
床は三和土(たたき)でした。三和土とは、もともとセメントがない時代、地場の粘土や山砂を石灰と苦塩(にがり)でたたきしめた土間仕上げのことです。固く締まっているのに歩くとなんだか柔らかい。表面は動物が歩いた後のようにボコボコしていて、触れるとひんやり冷たかったように思います。その空間は梁がむき出しで、小さい私には天井がすごく高く感じました。納屋の一角には、後から聞いたところによると、牛を飼うスペースがあって、そこが特に暗かったのでめちゃくちゃ怖かった。実際に牛がいたことはなかったのですが、現代では考えにくい家の作りですね。

それに、またしても思いだすのは、昔の実家の陰がとても濃いかったということ!うちの家の陰など比べようがないほど濃かった。夕闇はどこより早く納屋にやってき、外の夕焼けが美しく見えました。

そういえば、夏の夕暮れ、父は寝椅子を庭先に出して夕涼みしていました。その周りで私たち姉弟は、何をしていたのかは覚えていないけれど、たぶんキャッチボールとかして遊んでいて、みんな暗くなるまでよく外にいました。父の穏やかな顔が思い出されます。


実家の三和土はいつだったかコンクリートで流し固められ、父も昨年の夏に帰らぬ人となりました。変わってしまった現実と、変わらない記憶。変わらないものの方が、やはり圧倒的に美しい。そう思います。



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posted by マブリツ at 22:57 | 滋賀 ☁ | Comment(0) | マイライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月03日

夏の植物 みんなちがってみんないい

きょう、私が暮らしている滋賀では、久しぶりに夏らしい日差しが戻ってきました。
前回の台風の後、かなり涼しい日が続いていて、過ごしやすくてよかったのですが、どうも夏という感じではありませんでした。みなさまのところではいかがでしょうか?


ディアガーデンの前庭では、「カンナ」のつぼみが、すっくと伸びてきました。
今年に入ってから場所を移動したせいで、例年のようには咲きそうにありません。それでも暑さの中、私なんて溶けそうなのに、どうです!?この背筋の伸びた美しい佇まいは!あぁ、こうあるべきです。だって、ぐだぐだの人よりもシャキッとした人を見るほうが気持ちいいですものね。夏に咲く花って、私の場合、なぜかノウゼンカヅラですが、見てると元気になりますね。暑さに負けずに、どんどん咲いてやるというパワーがすごいです。

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そうかと思えば、少しの風にでもなびいて、涼を感じさせてくれる和風の葉物もあります。「ベニチガヤ」を草盆栽に仕立ててみました。もともと地植えにしていたのですが、(ベニチガヤに)場所が気に入らないと言われてしまい、鉢上げしたのでした。この草には、カンナのような圧倒的な存在感はありませんが、繊細で落ち着いた魅力があります。

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どちらも夏の植物です。どちらがどうということではなく、「みんなちがって、みんないい」ですね。(By 金子みすゞ)


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posted by マブリツ at 20:11 | 滋賀 ☁ | Comment(0) | ガーデニング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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